母指の腱鞘炎のセルフケア方法
母指の腱鞘炎は、日常生活で親指を酷使する新米ママにとって避けられないこともありますが、セルフケアを取り入れることで痛みを軽減したり悪化を防いだりすることができます。
親指を休める時間を作る
抱っこや家事で親指を使いすぎている場合、短時間でも休憩を取りましょう。親指をできるだけ使わないように意識し、手首を伸ばした状態で休ませます。
• 抱っこひもを活用:抱っこの負担を減らすために抱っこひもを使うと効果的です。
• 家族や周囲の協力を頼る:少しの時間でも親指を休めるため、家族におむつ替えや抱っこを手伝ってもらいましょう。
温める・冷やす
痛みや腫れの程度に応じて、温めたり冷やしたりして炎症を和らげます。
• 冷やす(炎症がひどいとき)
氷を包んだタオルや冷却シートで10分程度冷やします。
• 温める(慢性的な痛みの場合)
温湿布や温めたタオルで血行を促進し、痛みを軽減します。
軽いストレッチ
痛みが強くない場合は、優しくストレッチを行うことで腱や周辺の筋肉の緊張を和らげます。
• 手首のストレッチ
手のひらを軽く反らせて、もう片方の手で支えながらゆっくり伸ばします。
※痛みが強くなったら中止してください。
テーピングやサポーターを使う
親指や手首の動きを制限し、負担を軽減するために、専用のサポーターやテーピングを利用するのも効果的です。ドラッグストアや整形外科で相談して、自分に合ったものを選びましょう。
マッサージと筋膜リリース
疲れやコリがたまった手首や親指周辺を軽くマッサージして、血流を改善します。自分で行うのが難しい場合は、専門の施術(例えば、筋膜リリースやマッサージ)を受けるのもおすすめです。
負担を軽減する抱っこの工夫
赤ちゃんを抱っこするとき、親指を立てて握るのではなく、手のひら全体で支えるようにしましょう。また、手首に負担がかからない抱き方を意識すると良いです。
食事で炎症を抑える
抗炎症作用が期待できる食材を積極的に摂りましょう。
• おすすめの食材
・青魚(サバ、イワシなど)に含まれるオメガ3脂肪酸
・ナッツ類やアボカド
・野菜や果物(ビタミンCやEが豊富なもの)
セルフケアで症状が軽くならない場合や悪化している場合は、早めに当院にご相談下さいませ 特に、慢性的な痛みが続くと腱に負担がかかり、回復までに時間がかかることもあります。 セルフケアを取り入れつつ、無理をせずママ自身の体も大切にしてくださいね!
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