五十肩とは
中高年に好発する肩関節の疼痛であり、症状は様々です。初期症状では肩関節のダルさ、こわばり感、等から始まり、中等度は運動時特に腕を上に上げた時などに痛みを感じ、次第に可動域が減少していきます。
そして更に進行していきますと、夜間痛、関節拘縮を起こし、日常生活にかなりの苦痛感と支障を感じるようになります。
五十肩の症状
整形外科などでレントゲン検査では異常が無い事が多く、疼痛の原因が筋肉、じん帯、関節包と言った、軟部組織の原因で起こる場合が多いです。
初期は軟部組織内の血行不良、筋肉硬結などによる症状ですが、それを堪えて日常生活(仕事、家事、スポーツ)などを行い、次第に軟部組織の炎症を起こし、運動時は勿論、安静時にも疼痛を感じるようになります。
五十肩の原因
肩関節の老化現象は30代から起こると言われています。その肩関節の軟部組織に負荷がかかると、柔軟性のある頃には大丈夫でも、次第に柔軟性が失われる事により、細かい傷が蓄積され、炎症を起こすようになります。
安静にする事により炎症は次第に収まりますが、今度は関節拘縮と言い、痛みはそれ程まで強く感じませんが、強固な運動障害をお越し、着衣動作などが不便に感じたりします。
五十肩の改善方法(ワンポイントアドバイス)
先ずは疼痛のコントロールが必要です。
炎症期などは過度に温めたり、強いマッサージなどは禁止です。鎮痛薬や冷シップなどを用いて、炎症を収めて下さい。
炎症が引き、強い疼痛、安静時痛が無くなりましたら、少しずつ肩を動かし始めて下さい。お風呂上りなど、身体が温まっている状態で行うと効果が高いです。この時もご自分で痛みの場所を押さえたりなどは控えて下さい。
当院ならではの五十肩治療
当院では初期症状~慢性期におけるまで、すべての状態にも対処いたします。
初期の炎症期間には、炎症を早く引かせる、『微弱電流機器』を用います。その後、状態によっては安静にして頂く為に、患部のテーピング等を行います。
慢性期の関節拘縮が出現した場合、周辺の筋肉の柔軟性を出す『整体マッサージ』『AKA療法』を行い、関節可動域の改善を行います。
五十肩の症例
【本物の五十肩】50代 デスクワーク男性
8ヶ月くらい前から特に原因も無く、肩のこわばりを感じていました。『肩こり』かな?と思っていたのが、段々と夜が寝づらくなったり、痛みで目が覚めたりするようになりました。
もみほぐしなどで筋肉をほぐしてもらうも、段々と肩が上がらなくなってきました。何とか目の高さくらいまでは上がるものの、そこからは反対の手で手伝っても上がりません。
背中から、骨盤、肩甲骨、肘?指先まで調整しました。
整体とセルフエクササイズで何とか改善致しました。
半年ほど25回ほど掛かりましたが、固まった本当の五十肩はお時間がかかります。
自分で痛みを堪えてのリハビリが大変です。当院の整体で一緒に改善していけます。
【偽物の五十肩】40代 自営業男性
1ヶ月ほど前に仕事作業中に急に首筋から肩、肘までの激痛が出現。整形外科で『肩関節周囲炎(四十肩)と診断され、湿布と痛み止めの薬で様子をみる。
肩も上がらず、背中の痛みまでも出現したため来院。
検査では腕は130度ほど上げると、背中、肩、腕が痛みます。
背中と首の調整を行い、腕は耳横まで上がり、シビレ痛みは腕に少し残る程度。5回ほどでほぼ痛みは無くなり、仕事も普通に出来るとのこと。
通院間隔を開け様子を見て、プラス2回程度で終了。
五十肩と言われていても、実際には肩に原因が無いことも多く、その場合は適切な施術を行いますと比較的早期に改善致します。