物損事故もすぐに示談しないように!
当院は交通事故に遭われ怪我をされ通院されている方が多いです。
しかし最近は車の性能も良くなり、後方からの追突事故は本当に減りました。これは自動車会社の、車になる人の命を守る努力の賜物だと思います。
とはいえ、まだまだ交通事故は無くなるわけではありません。
例えば信号無視の車に衝突される。
一旦停止無視し、優先道路に合流してきた車に衝突される。
こんなケースは、今月当院でも何人かみえます。
この場合車の側方側に追突される事が多いのですが、側方からの衝突でも頚椎に負担が多く掛かるので、むちうち症状になる方は多いのです。
さて、乗られていたお車は、ライトが割れてしまったり、ドアが開かなくなっていたり色々です。
修理工場に持っていくと、新品の部品に交換したり、板金をしたりして、『見た目』は事故前と比べて遜色なく綺麗に直っています。
しかし、しかしですが、当たり方によっては車の骨組みが歪んでしまったり、多いのはタイヤの車軸が歪んでしまうことも多いのです。
よっぽど見た目でひん曲がっていれば分かりますが、車のタイヤの角度は意外と繊細な角度設定なんです。
なのでこの車軸がズレていると、車は真っ直ぐ走りません。
通常車はハンドルから手を離しても、平坦な道であるなら、おおよそ真っ直ぐと走ります。
しかし車軸がずれていると、だんだんと左右に車が逸れていきます。
低速走行なら、なんとなくハンドルで補正しながら走れますが、高速で走ると凄く良くわかるんです。
加藤が以前乗っていた車は高速で追い越し車線で100kmを越えると、ハンドルが(タイヤが)小刻みに揺れるんです。
タイヤのアライメントを見てもらったら、数度車軸がずれていました。
例えば駐車場の車輪止めなどに何回か強くタイヤが当たったり、誤って何かに強くタイヤが乗り上げたりしても、少しずずれるらしいのです。
なので、交通事故の側方からの強い衝撃でも、十分ずれる可能性があります。
タイヤのアライメントは、その車の純正の角度のデーターと、計測する機械が必要です。
多くの修理工場は、おおよその見た目で見積もりを出し、見た目綺麗にしちゃえば良しとします。
それが損保会社などと繋がっている修理工場があれば、修理代が安くすむ為、損保会社的にはとてもありがたいですね。
なので、損保会社の紹介する修理工場は、個人的にはお勧め出来ないです。
で、お車が修理から治っても、すぐに『示談』せず、「一回きちんと走ってみて、それで不具合が無いか確認してから示談しますね」と言って、高速道路でも走りに行って確認して下さい。
本日、当院の交通事故の患者さんが、僕が上記のことをお話しして、不安になったので修理完了した車両をディーラーにもっていったら、『車検が通らないレベル』のアライメントのズレがあり、それをわざわざ報告に来てくださいました。
示談をしてなかったので、とても良かったです。
院長加藤は、交通事故に詳しいです。
むちうちの症状改善は勿論、難解な自動車保険、物損なども詳しいです。
加藤は整形外科勤務8年、接骨院開業28年、弁護士、行政書士、損保代理店、物損・人身担当者OB、医師などと提携あり。
自身でも交通事故の経験3回(100:0、80:20、0:100)という3パターンの過失割事故を経験してます。
四日市で交通事故のお怪我は、専門知識豊富のささがわ接骨院整体にお任せくださいませ。