側弯症とは
『側弯症』は小児期に好発し、男児より女児に良く起こります。立位で背中から観察すると、肩の高さや、肩甲骨の高さ、お辞儀をすると背中の高さが左右で違ったりします。
学童時はお身体のバランスが崩れることにより、肩こり・頭痛などの症状により集中力が低下し、成績の不良も関与したりします。低年齢時や骨格が未成熟な段階で『側弯症』だと判明した場合、骨の成長と共に側彎の角度が酷くなる場合が多いため、出来るだけ早期の調整が良いと思われます。
側弯症の症状
脊柱が側彎を起こす事でバランスが崩れて、頚部・背部の筋肉の緊張を起こし、肩こり、背部痛、頭痛などを起こし、集中力の欠如等が起こります。
側彎の程度、症状の変化や経過観察には、整形外科にてレントゲン撮影と、計測検査が必要になります。Cobb(角)法と言うのが一般的に用いられます。これにより側彎の程度角度を出します。
側弯症の原因
A 非構築性側彎(機能性側彎)
①姿勢性側彎:急な成長による筋肉、じん帯のバランス崩れ長時間の起座、肥満などにより腹背筋のアンバランスが生じ、不良姿勢を起こし、側彎を起こす事があります。
②椎間板ヘルニアによる側彎:逃避性姿勢とも言われ、痛み、シビレなどが起こった場合、症状を緩和する為、姿勢が変わり、それにより身体が歪み側彎を呈します。
③股関節の拘縮、骨盤の歪みや、脚長差による側彎
下肢や股関節、骨盤関節の機能障害歪みなどにて骨盤傾斜を起こし、立位などにて側彎を起こす場合があります。
B 構築性側彎
・特発性側彎症:全側弯症の70~80%を占め、他の原因となるべき疾患を有しない側彎をいいます。乳幼児期に起こる側彎の大部分は自然治癒しますが、検査が必要となってきます。
学童期の側彎は成長期にある為、早期の検査や治療を必要とする場合が多いです。
側弯症の改善方法(ワンポイントアドバイス)
左右対称の、主に脊柱の軸を意識した運動や、骨盤傾斜のバランスを取る様な運動療法が有効です。また、筋肉の左右バランスも崩れて来る為に、柔軟体操も必要です。
女子は男子に比べ早期に身体が成長し、そして大体16歳前後に大方の骨格が完成すると言われています。その為、早期に側弯症の発見と対策が必要と考えます。
当院ならではの側弯症の治療
前述した通り16歳前後には骨格が形成され、それ以降は側彎の調整を行うのが難しくなり、お時間もかかります。出来るだけ早期に姿勢矯正の施術を受け、骨格、筋肉のバランスを整える事が良いと思われます。
当院のBMK美健整体では側彎の調整だけでなく、猫背や反り腰にも効果があり、肋骨にも動きをつける為、呼吸量が増え、取り込める酸素量も増えるため、お身体の回復力や記憶力の向上なども見込めおすすめです。
当院では11歳?17歳位の男女の側弯症の施術を行っております。
病院でのレントゲン写真と、当院での検査を元に施術を行います。脊柱全体から骨盤、下肢まで必要箇所を見出しながら調整をしてゆきます。
多くのお子さんは、全体的な柔軟性がまだ有るために真っ直ぐな姿勢を取ることが可能です。それを『やり易くする為』の整体と指導を行います。
その子にあった運動療法なども指示し効果を確認しております。特に女子の場合は、12歳位の成長期にしっかりと施術を行うと、効果が出やすくなっています。
学校の検診などで、『側弯症』疑いで、病院受診指示がありましたら、レントゲン検査確認後、当院のリハビリをご利用下さいませ。