捻挫(ねんざ)
関節とは骨と骨の連結部で、そこに筋肉が付着をして、筋肉が収縮する事により、関節が動きます。その動きは決まった『軸』があります。 外傷などによりその『軸』を超えて強制的に動かされた際に、関節の周りの靭帯や筋肉、腱部が引き伸ばされて、起こる軟部組織の損傷です。疼痛は勿論、損傷部からの出血により内出血、腫れ、運動痛、局所的熱感が起こります。
捻挫の症状
症状は様々で、軟部組織の損傷具合によって変わります。運動痛のみであったり、触れないぐらいの安静時痛が有ったりです。
当初は少しくらいの疼痛が、マッサージをしたり、堪えて運動やお仕事をされ負担をかけて痛みが増強する場合もあります。
捻挫の原因
関節を外傷により『捻じる』事で発症しますが、軟部組織の損傷具合により、『捻挫』⇒『靭帯損傷』⇒『じん帯断裂』などと傷病名が変わったり、『捻じった』事ではありますが、骨折を伴うケースもあります。靭帯、関節包と言われる軟部組織は、関節部を安定させる物であり、大きく関節の運動軸を超える事により、組織損傷を起こします。
捻挫の改善方法(ワンポイントアドバイス)
捻挫を起こしたと思われる場合は直ちに、アイシングを行って下さい。湿布では無く、氷又はアイスノン等で物理的に冷やして下さい。患部が腫れる可能性もあるので、心臓より高く挙げて安静にして下さい。
関節部は出来るだけ動かさないようにして、直ちに、医療機関を受診するのをお勧め致します。
当院ならではの捻挫治療
当院では必ず、初期段階での最低テーピングでの固定を行います。
テーピングにて患部を安静にし、組織修復を円滑に行います。
組織修復に近道はありません。きちんと患部を安静にする事により、効率良く修復し、トータルで早期の回復になるのです。
組織修復が完了しましたら、関節部の柔軟性を取り戻すための電気療法マッサージなどのリハビリを行います。