アキレス腱炎とは
スポーツなど繰り返し負荷をかける事により、急性・慢性的に出現する、アキレス腱部の痛みです。
下腿二頭筋とアキレス腱移行部(ふくらはぎの下の部分)と踵骨上部(踵の後ろ)や踵骨下部(踵の裏)に痛みを訴える事があります。小児の踵の痛み(成長痛)も、この種類に入ります。
アキレス腱炎の症状
アキレス腱その物が微細な傷を呈し、炎症を起こすものと、アキレス腱付着部の滑液包部での炎症症状があります。
アキレス腱炎の原因
アキレス腱その物の微細な小断裂、腱部の変性、骨化、石灰沈着などによる炎症症状によって痛みが起こります。運動や作業、靴などの履き物の不具合などにより、下腿二頭筋が拘縮を起こし、アキレス腱部の負荷が増えて、症状を出す場合が多いです。
アキレス腱炎の改善方法(ワンポイントアドバイス)
履物やインソールを替えて、踵部、下腿二頭筋部の負荷を減らす事が必要です。急性症状が収まりましたら、温熱を加えながらアキレス腱のストレッチをお勧め致します。
当院ならではのアキレス腱炎治療
急性の強い症状では、テーピングにてアキレス腱サポートをして、患部の負荷を減らし、炎症を減少致します。急性症状が収まりましたら、下腿二頭筋の緊張緩和と、足底筋の筋緊張を緩和し患部の負担を更に減らして行きます。
何度も繰り返しアキレス腱の痛みが出る方は、脚のアライメントが異常を起こしている為に、アキレス腱部に過度の負担がかかっている場合があります。股関節ー膝関節―足首のアライメントを整える事で、余分な負担が減り、回復に向かっていきます。靴が合っていない方、立ち仕事、歩行が多い方等にはインソールをお勧め致します。